衛生管理者の試験科目・出題範囲

衛生管理者試験は「関係法令」「労働衛生」「労働生理」から出題されます。第一種はこれに有害業務に係る範囲が加わります。公式の試験科目と、独自の学習優先度で重点を整理しました。

※ 第一種は第二種の範囲(有害業務に係るもの以外)を含み、さらに有害業務に係る関係法令・労働衛生が加わる。合格基準は各科目40%以上かつ総得点60%以上(両種共通)。

★の学習優先度は本サイト独自の分析です(公式に定められたものではありません)。分野名・項目は公式レベル表に基づく事実です。

第二種衛生管理者の試験科目

有害業務と関連の少ない、卸売・小売業、金融・保険業、サービス業などの業種の事業場で衛生管理者となることができる資格。試験は有害業務に係るものを除いた範囲から出題される。

第二種は3科目・全30問(各科目10問)。関係法令・労働衛生・労働生理から出題され、いずれも有害業務に係るものは除かれます。暗記中心で範囲が明確なため、計画的に進めれば独学でも十分合格圏です。

試験科目(第二種・全て「有害業務に係るもの以外」)

分野 主な項目 優先度(独自)
関係法令 労働安全衛生法および関係政省令、労働基準法、安全衛生管理体制(衛生管理者・産業医・衛生委員会)、衛生基準(気積・換気・照度・清潔)、健康診断・面接指導、労働時間・休憩・年少者/女性の保護 ★★★
労働衛生 温熱条件・採光・照明・換気、事務室の環境管理・情報機器(VDT)作業、必要換気量などの計算、健康の保持増進・メンタルヘルス、食中毒・感染症の基礎、一次救命処置・出血・骨折などの救急処置、労働衛生管理統計 ★★★
労働生理 循環器系・呼吸器系、消化器系・肝臓・腎臓(尿)、神経系・感覚器(視覚・聴覚)、血液の成分と凝固、筋肉・代謝・体温調節、ストレス・睡眠・疲労 ★★☆

第一種衛生管理者の試験科目

すべての業種の事業場で衛生管理者となることができる資格。製造業・建設業・運送業・医療業など有害業務を含む業種でも選任でき、試験には有害業務に係る関係法令・労働衛生が加わる。

第一種は5科目・全44問。第二種の範囲(有害業務以外)に加え、「有害業務に係る関係法令」「有害業務に係る労働衛生」が加わり、ここが合否を分ける最大の関門です。特定化学物質・有機溶剤・粉じん・作業環境測定・局所排気装置などの暗記量が多く、管理区分の判定など軽い計算も出ます。

第二種の範囲に加わる主な領域(有害業務に係るもの)

分野 主な項目 優先度(独自)
関係法令(有害業務) 特定化学物質障害予防規則、有機溶剤中毒予防規則、粉じん障害防止規則、電離放射線障害防止規則・酸素欠乏症等防止規則・石綿障害予防規則、作業主任者の選任・特別教育・特殊健康診断 ★★★
労働衛生(有害業務) 化学物質のリスクアセスメント、作業環境測定と評価(管理濃度・管理区分)、局所排気装置・プッシュプル・呼吸用保護具、有害エネルギー(騒音・振動・放射線・高温・気圧)、職業性疾病(じん肺・中毒・熱中症・振動障害など) ★★★

第二種と共通の範囲(有害業務に係るもの以外)

分野 主な項目 優先度(独自)
関係法令(一般) 労働安全衛生法・労働基準法、安全衛生管理体制、衛生基準・健康診断・面接指導 ★★☆
労働衛生(一般) 作業環境・事務室環境・情報機器作業、健康の保持増進・メンタルヘルス、救急処置・労働衛生統計 ★★☆
労働生理 循環器・呼吸器・消化器・腎臓、神経系・感覚器・血液、筋肉・代謝・ストレス・睡眠 ★★☆

よくある質問

衛生管理者の試験科目は?

第二種は「関係法令」「労働衛生」「労働生理」の3科目・全30問。第一種はこれに加えて有害業務に係る「関係法令」「労働衛生」が出題され、全5科目・全44問です。いずれも各科目40%以上かつ総得点60%以上で合格です。

衛生管理者で特に重要な科目は?

第一種では有害業務に係る「関係法令」「労働衛生」(特定化学物質・有機溶剤・作業環境測定など)が合否を分けやすい重点領域です。第二種は3科目を満遍なく、特に暗記中心の関係法令が得点源になります(優先度は公式のものではなく本サイトの整理です)。

出典:免許試験の試験科目・範囲(公式)|安全衛生技術試験協会合格基準・合格率(公式)|安全衛生技術試験協会(公式 試験科目・範囲に基づく)