第二種衛生管理者/第2章 労働衛生

★☆☆ 出題の目安 1/3 4回とも0問。出題範囲には入っているが、この4回では出ていない。

情報機器作業

ガイドラインの改正で削除された数値があります。古い「書類上300ルクス」を覚えていると誤答するので、現行の内容で押さえ直してください。

動画で見る(約5分)

音声は合成音声です。字幕をつけて見られます。内容はこのページの解説と同じで、続きから再生できます。

改正で数値が消えた分野

情報機器作業(旧VDT作業)のガイドラインは改正されており、「書類上及びキーボード上における照度は300ルクス以上」という規定は削除されています。

古い参考書やネット記事にはこの数値が残っていることがあります。現在は、ディスプレイ画面と書類・キーボード面との明るさの差を大きくしないこと、グレア(まぶしさ)を防ぐことが求められる形になっています。

なお事務所の照度そのものは、事務所衛生基準規則で一般的な事務作業300ルクス以上と定められています。こちらは別の規定なので混同しないでください。

作業時間の区切り

数字で問われるのはここです。

一連続作業時間 1時間を超えないようにする。
作業間の休止時間 連続作業の間に10〜15分の作業休止時間を設ける。
小休止 一連続作業時間内に1〜2回程度の小休止を設ける。

作業環境で求められること

ディスプレイは、おおむね40センチメートル以上の視距離が確保できるようにします。画面の上端が眼と同じ高さかやや下になるようにすると、首への負担が減ります。

グレア防止のため、ディスプレイは窓を背にしたり正面にしたりしない配置にします。必要な場合は間接照明やブラインドを使います。

情報機器作業健康診断

作業区分に応じて、配置前と1年以内ごとに1回、定期に実施します。

検査内容は業務歴・既往歴の調査、自覚症状の有無の検査、眼科学的検査、筋骨格系に関する検査です。

眼だけでなく筋骨格系(首・肩・腕・腰)も対象である点が問われます。

職場ではどう使う?

在宅勤務が増えて、ノートPCを1日8時間見続ける人が肩こりを訴えます。まず1時間ごとに10〜15分の休止を入れ、画面の上端が目の高さより下になるよう台で高さを調整します。

「書類上300ルクス」は削除された数字です。社内規程に残っていれば、改正後の内容に改めておきます。

試験ではどう問われる?

一連続作業時間(1時間)と休止時間(10〜15分)の数字を変えた選択肢、健康診断から筋骨格系の検査を抜いた選択肢が出ます。

削除された「書類上及びキーボード上300ルクス以上」を正しい記述として出す形もあり、古い教材で覚えていると誤答します。

よくある質問

書類上の照度は300ルクス以上ではないのですか?

情報機器作業ガイドラインのその規定は改正で削除されています。現在は画面と書類・キーボード面の明るさの差を大きくしないこと、グレアを防ぐことが求められます。事務所衛生基準規則の「一般的な事務作業300ルクス以上」は別の規定です。

一連続作業時間の上限は?

1時間を超えないようにし、連続作業の間に10〜15分の作業休止時間を設けます。さらに一連続作業時間内に1〜2回の小休止を入れます。

情報機器作業健康診断は眼の検査だけですか?

違います。業務歴・既往歴の調査、自覚症状の有無の検査、眼科学的検査に加えて、筋骨格系に関する検査も行います。

読んだ内容が身についた?(確認問題3問)

選択肢を押すと、その場で正誤と解説が出ます。間違えた問題は学習マップに残ります。

  1. Q1

    情報機器作業におけるグレア(まぶしさ)の防止対策として、適切でないものはどれか。

    答えと解説を見る

    正解:4 ディスプレイを窓に正対させて置き、自然光が画面に当たるようにする

    画面に直接光が当たると反射でかえって見づらくなります。ディスプレイは窓に正対させず、位置や傾きを調整し、ブラインドや間接照明でまぶしさを抑えるのが基本です。なお、作業面の照度は事務所衛生基準規則の一般的な事務作業として300ルクス以上が必要です。 ガイドライン改正で「書類上及びキーボード上300ルクス以上」という規定は削除されています。現在は画面と書類の明るさの差を大きくしないこと、グレアを防ぐことが求められます。

    問題番号 2-vdt-001(誤りに気づいたらお知らせください)

  2. Q2

    情報機器作業における一連続作業時間と作業休止時間の目安として正しいものはどれか。

    答えと解説を見る

    正解:1 一連続作業時間が1時間を超えないようにし、次の連続作業までに10〜15分の作業休止時間を設ける

    一連続作業時間は1時間以内とし、次の連続作業までの間に10〜15分の作業休止時間を設けます。さらに一連続作業時間内に1〜2回程度の小休止を入れます。休止時間は連続作業の「間」に取るもので、1時間の中に含めるものではありません。 「1時間の中に10〜15分の休止を含める」と読み替えた選択肢は誤りです。休止は連続作業と連続作業の間に取ります。

    問題番号 2-vdt-002(誤りに気づいたらお知らせください)

  3. Q3

    ディスプレイは、おおむね40cm以上の視距離が確保できるようにし、画面の上端が眼の高さとほぼ同じか、やや下になる高さにすることが望ましい。

    答えと解説を見る

    正解:正しい(○)

    そのとおりです。画面が眼より高い位置にあると、見上げる姿勢になって首や肩の負担が増します。視距離40cm以上と画面上端の高さは、あわせて出題されます。 視距離40cmは「おおむね」の目安です。画面が大きい場合はさらに離すなど、実際の作業に応じて調整することが求められます。

    問題番号 2-vdt-003(誤りに気づいたらお知らせください)

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解説と例題は学習用に当サイトが作成したものです。例題の数値はすべてオリジナルで、 公表試験問題(安全衛生技術試験協会の著作物)の本文・選択肢・数値は使用していません。