第二種衛生管理者/第2章 労働衛生
★★★ 出題の目安 3/3 4回とも出題。各回2〜3問。
健康の保持増進とメンタルヘルス
メンタルヘルスの「4つのケア」と、心の健康づくり計画の位置づけが問われます。用語の組合せを正確に覚える分野です。
動画で見る(約5分)
音声は合成音声です。字幕をつけて見られます。内容はこのページの解説と同じで、続きから再生できます。
メンタルヘルスの4つのケア
指針で示されている4つの区分です。誰がケアするのかで分かれています。組合せを入れ替えた選択肢が出るので、実施主体とセットで覚えてください。
| セルフケア | 労働者自身がストレスに気づき対処する。事業者はそのための教育研修・情報提供を行う。 |
|---|---|
| ラインによるケア | 管理監督者が職場環境の把握・改善や、部下からの相談対応を行う。 |
| 事業場内産業保健スタッフ等によるケア | 産業医・衛生管理者・保健師などが専門的な立場から支援する。 |
| 事業場外資源によるケア | 事業場外の専門機関や専門家を活用する。 |
心の健康づくり計画
メンタルヘルスケアは思いつきで行うものではなく、「心の健康づくり計画」を策定して継続的・計画的に進めるものとされています。
策定にあたっては衛生委員会等で十分に調査審議を行います。この「衛生委員会で審議する」という点が問われます。
ストレスの理解
ストレスの原因となる刺激をストレッサー、それによって生じる心身の反応をストレス反応といいます。
ストレッサーは悪いものだけではありません。昇進や結婚のような望ましい出来事もストレッサーになります。また、適度なストレスは作業能率を高める面もあり、ストレスは常に有害というわけではない点が問われます。
健康保持増進措置(THP)と情報の取扱い
事業者は、労働者の健康の保持増進のための措置を継続的・計画的に行うよう努めることとされています。
健康情報は機微な個人情報です。取扱いの範囲を定め、本人の同意なく目的外に使わないことが求められます。ストレスチェックの結果を本人の同意なく事業者が入手できないのも、この考え方によります。
職場ではどう使う?
部下の様子がおかしいと課長が気づいて産業医の面談につなぐ。これはラインによるケアと事業場内産業保健スタッフによるケアの連携で、指針が想定する流れそのものです。
心の健康づくり計画を作らずに単発の研修だけ行う会社が多くあります。衛生委員会で審議して計画に落とすところまでが求められています。
試験ではどう問われる?
4つのケアの実施主体を入れ替えた選択肢(「ラインによるケアは産業医が行う」など)が定番です。
ストレスは有害なものだけと決めつける記述、心の健康づくり計画を事業者が単独で決める記述も、誤りとして出ます。
よくある質問
メンタルヘルスの4つのケアとは何ですか?
セルフケア(労働者自身)、ラインによるケア(管理監督者)、事業場内産業保健スタッフ等によるケア、事業場外資源によるケアの4つです。誰がケアするのかで区分されています。
ストレスは少ないほどよいのですか?
そうとは限りません。適度なストレスは作業能率を高める面があるとされます。また昇進や結婚のような望ましい出来事もストレッサーになります。
心の健康づくり計画はどこで審議しますか?
衛生委員会等で十分に調査審議を行ったうえで策定します。事業者が単独で決めるものではありません。
読んだ内容が身についた?(確認問題3問)
選択肢を押すと、その場で正誤と解説が出ます。間違えた問題は学習マップに残ります。
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Q1
厚生労働省の指針が示すメンタルヘルスケアの「4つのケア」に含まれないものはどれか。
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正解:4 家族によるケア
4つのケアはセルフケア、ラインによるケア、事業場内産業保健スタッフ等によるケア、事業場外資源によるケアです。家族によるケアは含まれません。4つ目が「事業場外資源」である点が問われます。 4つは誰がケアするかで分かれています。セルフケアは労働者自身、ラインは管理監督者、3つ目は産業医や衛生管理者など、4つ目は事業場の外の専門機関です。
問題番号 2-hoj-001(誤りに気づいたらお知らせください)
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Q2
メンタルヘルス対策における一次予防の内容として正しいものはどれか。
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正解:1 メンタルヘルス不調を未然に防止すること
一次予防が未然防止、二次予防が早期発見と適切な対応、三次予防が職場復帰支援と再発防止です。ストレスチェックは一次予防を主な目的としています。 一次・二次・三次の区別は、問題が起きる前か、起きた直後か、回復期かで分かれます。ストレスチェックは未然防止なので一次予防です。
問題番号 2-hoj-002(誤りに気づいたらお知らせください)
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Q3
健康保持増進対策(THP)では、労働者の健康状態を把握したうえで、運動指導、メンタルヘルスケア、栄養指導、口腔保健指導などを行う。
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正解:正しい(○)
そのとおりです。事業場における労働者の健康保持増進のための指針に基づく取組で、健康測定の結果に応じて各指導を実施します。近年の指針改正で、個人から集団への視点も重視されています。 健康保持増進対策は「心の健康づくり計画」と同様、衛生委員会等で調査審議したうえで計画的に進めるものとされています。
問題番号 2-hoj-003(誤りに気づいたらお知らせください)
関連する解説
解説と例題は学習用に当サイトが作成したものです。例題の数値はすべてオリジナルで、 公表試験問題(安全衛生技術試験協会の著作物)の本文・選択肢・数値は使用していません。