第一種衛生管理者「物理的因子による健康障害」の練習問題(9問)

★★★ 出題の目安 3/3 2回とも2問ずつ出題。

第一種衛生管理者の「物理的因子による健康障害」から9問を収録しています。選択肢を選ぶとその場で正誤と解説が出て、間違えた問題は復習ページにたまります。

公表試験問題の転載や言い換えではなく、試験科目と法令の内容から当サイトが独自に作成した問題です。

解答 0 / 9問 正解 0問
  1. Q1

    騒音による健康障害に関する記述として正しいものはどれか。

    答えと解説を見る

    正解:2 騒音性難聴は、初期には4000ヘルツ付近の聴力低下(c5-dip)から始まる

    騒音性難聴は4000ヘルツ付近から始まり、オージオグラム上でくぼみができることからc5-dipと呼ばれます。内耳の有毛細胞の障害で、回復は困難です。会話音域より高い周波数から進むため、本人が気づきにくいのが問題になります。騒音はストレス反応や自律神経への影響も生じます。 評価には等価騒音レベル(変動する騒音を一定時間の平均として表したもの)が用いられます。瞬間の最大値ではない点も問われます。

    問題番号 1-btr-001(誤りに気づいたらお知らせください)

  2. Q2

    高温環境による健康障害のうち、体内の水分と塩分が失われ、筋肉のけいれんが生じるものはどれか。

    答えと解説を見る

    正解:3 熱けいれん

    熱けいれんは、大量の発汗に対して水分だけを補給し塩分が不足したときに、筋肉のけいれんとして現れます。熱射病は体温調節中枢の機能障害で意識障害を伴い最も重篤、熱虚脱は皮膚血管の拡張による循環不全です。 熱けいれんは水分だけを補給して塩分が不足したときに起こります。予防には水分とあわせて塩分の補給が必要だ、という結論につながります。

    問題番号 1-btr-002(誤りに気づいたらお知らせください)

  3. Q3

    電離放射線による健康障害のうち、確定的影響(しきい値がある影響)に該当するものはどれか。

    答えと解説を見る

    正解:3 皮膚障害・造血機能障害

    確定的影響はしきい値があり、被ばく線量が一定以上で必ず発生します。皮膚障害、造血機能障害、白内障、不妊などです。確率的影響はしきい値がなく、線量とともに発生確率が高まるもので、発がんと遺伝的影響が該当します。 時期による分類もあります。被ばく後数週間以内に現れるのが急性障害、数か月から数年以上たって現れるのが晩発障害で、白内障やがんは晩発障害です。

    問題番号 1-btr-003(誤りに気づいたらお知らせください)

  4. Q4

    振動工具の使用による健康障害では、レイノー現象(白ろう病)などの末梢循環障害のほか、末梢神経障害や運動器障害が生じる。

    答えと解説を見る

    正解:正しい(○)

    そのとおりです。レイノー現象は寒冷にさらされると手指が白くなる発作で、冬季に起こりやすくなります。振動工具の使用は、1日の作業時間の制限や連続作業時間の管理が求められます。 レイノー現象が冬季に起こりやすいのは、寒冷が発作の引き金になるためです。振動工具の使用時間の制限とあわせて対策が求められます。

    問題番号 1-btr-004(誤りに気づいたらお知らせください)

  5. Q5

    減圧症は、高圧下で体内組織に溶け込んだ酸素が、減圧に伴い気泡となって血管を閉塞することにより発生する。

    答えと解説を見る

    正解:誤り(×)

    気泡となるのは酸素ではなく窒素です。高圧下で血液や組織に溶け込んだ窒素が、急な減圧で気泡化し、血管の閉塞や組織の圧迫を起こします。関節痛や神経症状が現れます。「酸素」と書かれていたら誤りです。 窒素が気泡になる理由は、高圧下で血液や組織に多く溶け込んだ窒素が、急な減圧で溶けきれなくなるためです。ゆっくり減圧すれば防げます。

    問題番号 1-btr-005(誤りに気づいたらお知らせください)

  6. Q6

    騒音による健康障害に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。

    答えと解説を見る

    正解:3 騒音性難聴は、初期には日常会話の音域の聴力が低下するため自覚しやすい

    誤りは「初期には日常会話の音域の聴力が低下するため自覚しやすい」です。初期に低下するのは 4,000Hz 付近で、会話音域(500〜2,000Hz)より高いため本人は気づきにくく、進行してから自覚します。感音性難聴、c⁵dip、自律神経・内分泌への影響、等価騒音レベルの説明は正しい記述です。

    問題番号 1-ex-024(誤りに気づいたらお知らせください)

  7. Q7

    物理的因子による健康障害に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。

    答えと解説を見る

    正解:5 凍瘡(しもやけ)は、氷点下の環境で組織が凍結することによって起こる

    誤りは「凍瘡(しもやけ)は氷点下で組織が凍結して起こる」です。組織が凍結して起こるのは凍傷で、凍瘡は氷点下でない寒冷と湿気による血行障害です。減圧症の機序、レイノー現象、確定的影響と確率的影響の区別は正しい記述です。

    問題番号 1-ex-025(誤りに気づいたらお知らせください)

  8. Q8

    熱中症に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。

    答えと解説を見る

    正解:2 熱けいれんは、大量の発汗の後に水分だけを補給して、血液中の塩分濃度が低下することで起こる

    正しいのは「熱けいれんは、大量の発汗後に水分だけを補給して血中の塩分濃度が低下することで起こる」です。熱失神は皮膚血管の拡張で脳血流が減って起こり、熱射病は体温の異常上昇で中枢神経障害が起こる最も重い状態です。WBGT は自然湿球温度・黒球温度(屋外では乾球温度も)から求めます。予防には作業前からの水分・塩分の補給が有効です。

    問題番号 1-ex-026(誤りに気づいたらお知らせください)

  9. Q9

    電離放射線と非電離放射線に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。

    答えと解説を見る

    正解:5 マイクロ波は電離放射線であり、遺伝的影響を及ぼす

    誤りは「マイクロ波は電離放射線であり、遺伝的影響を及ぼす」です。マイクロ波は非電離放射線で、主な健康影響は組織の加熱(白内障など)です。電離放射線はエックス線・ガンマ線・アルファ線・ベータ線・中性子線などで、紫外線・赤外線・レーザー・マイクロ波は非電離放射線です。

    問題番号 1-ex-032(誤りに気づいたらお知らせください)

第一種衛生管理者の物理的因子による健康障害では何が問われる?

高温・低温、異常気圧、騒音、振動、電離放射線と非電離放射線が起こす健康障害が問われます。

物理的因子による健康障害で間違えやすいのはどこ?

エックス線やガンマ線は電離放射線、紫外線や赤外線は非電離放射線です。どちら側かで障害の名前が変わるため、まず区分から確かめてください。

分野の区分は 免許試験の試験科目・範囲(公式)|安全衛生技術試験協会 に合わせています。上の説明は当サイトが独自にまとめたものです。

物理的因子による健康障害をもっとくわしく知るには?

放射線の確定的影響と確率的影響、騒音性難聴が4000Hzから始まること、減圧症が窒素の気泡であることが頻出です。

物理的因子による健康障害を読む

第一種のほかの科目は?