第二種衛生管理者の学習計画
第二種衛生管理者の学習時間の目安は60〜100時間程度です(当サイト独自の目安)。直近5年の平均合格率は49.8%、2025年度は48.7%でした。
第二種はどんな資格?
有害業務と関連の少ない、卸売・小売業、金融・保険業、サービス業などの業種の事業場で衛生管理者となることができる資格。試験は有害業務に係るものを除いた範囲から出題される。
第二種は3科目・全30問(各科目10問)。関係法令・労働衛生・労働生理から出題され、いずれも有害業務に係るものは除かれます。暗記中心で範囲が明確なため、計画的に進めれば独学でも十分合格圏です。
何から手をつければいい?
出題される科目を先に見て、重い科目から潰し、最後に公表問題で確かめる。この順番です。 合格基準が「各科目40%以上かつ総得点60%以上」なので、得意科目で稼いで苦手を捨てる戦略が使えません。 苦手を作らないことが、そのまま合格の条件になります。
- 出題される科目を先に見る テキストを開く前に、第二種で何が問われるのかを一覧で確認します。関係法令・労働衛生・労働生理です。ここを知らずに読み始めると、どこに時間をかけるべきかが最後まで分かりません。 試験科目を見る →
- 重い科目から手をつける 「安全衛生管理体制、衛生基準・事務所の環境、健康診断・面接指導、労働基準法、温熱・換気・採光、健康の保持増進・メンタルヘルス、救急処置、循環器・血液、消化器・肝臓・腎臓、神経・感覚器、筋肉・代謝・体温調節」を先に片づけます。当サイトが出題範囲から独自に整理した重点科目です。後回しにすると、直前に一番重いものが残ります。
- 関係法令は数字を表にする 関係法令で問われるのは、ほとんどが数字です。衛生管理者と産業医の選任が必要になる人数、健康診断や作業環境測定の実施頻度。文章で覚えようとすると混ざるので、表にして繰り返し見るほうが早いです。
- 公表問題を解く 安全衛生技術試験協会が公表している試験問題を解きます。出題のパターンが繰り返されるため、読むより解くほうが得点に直結します。間違えた科目だけテキストに戻ってください。
- 直前は範囲を絞る 直前に手を広げても入りません。関係法令の数字と、労働衛生の頻出テーマ(換気・作業環境・救急処置)。この2つに絞ります。
どこに時間をかける?
出題範囲から当サイトが整理した重点科目です。ここを先に終わらせてください。
- 安全衛生管理体制
- 衛生基準・事務所の環境
- 健康診断・面接指導
- 労働基準法
- 温熱・換気・採光
- 健康の保持増進・メンタルヘルス
- 救急処置
- 循環器・血液
- 消化器・肝臓・腎臓
- 神経・感覚器
- 筋肉・代謝・体温調節
※ 重点科目と学習時間は当サイト独自の整理で、公式に定められたものではありません。合格率などの統計は公式データに基づきます。
第二種は8週間で何をどの順に?
関係法令4分野、労働衛生6分野、労働生理6分野の順で、学習マップと同じ並びです。 週数はアガルートが公表している目安「約60時間・1日1時間を2か月」を、そのまま8週間に置いたもので、1日1時間が取れない人は週数を伸ばして順番だけ守ってください。
| 週 | やること | 進め方 |
|---|---|---|
| 1〜2週目 | 関係法令の4分野(練習問題35問)第二種の練習問題へ → | 4分野とも★3。選任人数・実施頻度・保存年数を表に書き出しながら進める。 |
| 3〜4週目 | 労働衛生の6分野(練習問題43問)第二種の練習問題へ → | ★3の3分野を先に終える。★1の情報機器作業は最後に1周だけ。 |
| 5〜6週目 | 労働生理の6分野(練習問題44問)第二種の練習問題へ → | ★3の4分野を先に終える。★1の呼吸器は最後に1周だけ。 |
| 7週目 | 模擬試験の1回目(30問・3時間)第二種の模擬試験へ → | 科目ごとの正答率を見て、40%を割った科目だけ練習問題に戻る。 |
| 8週目 | 模擬試験の2回目以降と、覚える数字・計算公式の確認覚える数字へ → | 週1回の模擬試験と、覚える数字・計算公式の見直し。新しい分野に手を広げない。 |
分野ごとの★と問題数は?
16分野のうち★3が11・★2が3・★1が2です。 ★は安全衛生技術試験協会の公表試験問題4回分を当サイトが分野ごとに数えた目安で、平均2問以上か毎回出るものを★3、平均1問前後を★2、平均0.5問以下を★1としています。
関係法令(1〜2週目・4分野・35問)
労働衛生(3〜4週目・6分野・43問)
労働生理(5〜6週目・6分野・44問)
模擬試験はいつ入れる?
分野を全部終えてから1回目、そのあとは週1回です。 第二種の模擬試験は本番と同じ3科目30問・五肢択一で、挑戦するたびに候補48問から抽選します。 合否は配点どおり(300点満点で180点以上、かつ各科目40%以上)で判定し、科目ごとの正答率が出ます。 40%を割った科目だけ分野別の練習問題に戻ってください。 候補が48問なので、3回目あたりから同じ問題に当たります。2回目以降は協会サイトの公表試験問題も併用してください。
次に調べたいこと
よくある質問
第二種衛生管理者の勉強時間はどれくらい必要?
当サイトの目安では60〜100時間程度です。試験科目を一通り学び、公表試験問題で理解度を確認するまでを含んだ時間です。必要時間には個人差があり、実務で労働安全衛生の内容に触れている方はこれより短くなります。
第二種衛生管理者は独学で合格できる?
できます。出題範囲が公表されており、公表試験問題での演習が有効なためです。直近5年の平均合格率は49.8%で、市販テキストと公表問題だけで合格している人が多い試験です。
第二種衛生管理者の合格率は?
2025年度は48.7%でした。15年間の平均は56.7%、最高は69.3%(2014年度)、最低は48.7%(2025年度)です(出典:公益財団法人 安全衛生技術試験協会)。
合格基準は何点ですか?
各科目の得点が40%以上、かつ総得点が60%以上で合格です。総得点が60%を超えていても、1科目でも40%を下回ると不合格になります。得意科目で稼ぐ戦略が効きにくいのはこのためです。
第二種衛生管理者はどんな人が受けますか?
有害業務の少ない業種(オフィス・小売・金融・サービス等)で衛生管理者を選任したい人、まず取りやすい方から挑戦したい人、企業の人事・総務担当者などが対象です。労働安全衛生法により、常時50人以上の労働者を使用する事業場には衛生管理者の選任義務があります。
出典(試験科目・対象者像):免許試験の試験科目・範囲(公式)|安全衛生技術試験協会、合格基準・合格率(公式)|安全衛生技術試験協会、公表試験問題|安全衛生技術試験協会
他の種別の学習計画: 第一種